私が生まれた昭和の時代は、未来に希望があったような気がします。
経済は右肩上がりで発展し、来年は今より良くなるのが当たり前でした。
日本円は世界最強の通貨で、郵便局に貯金すれば10年で倍に増えました。
子供の数もいまよりずっと多くて、教室が足りないとプレハブ教室を建てました。
フジテレビの日曜アニメ「サザエさん」は子供達の大人気番組で、おじいちゃん役を務める磯野波平さんは50代で会社を定年退職。
娘と孫に囲まれ悠々自適の愉快な毎日、いう設定だったと思います。
あの当時は会社も公務員も55歳が定年。
住宅ローンを返し終わり、「お勤めご苦労さん」と受け取る退職金で老後はのんびり暮らせるように社会ができていたのでしょう。
家にテレビは一台しかなかったから、チャンネル争いで喧嘩になったのも今は昔。
今の若い人は信じられないでしょうが、チャンネル争いで一家殺人事件もあったのです。
一人で一台も二台もスマホを持つ時代が来るなんて考えられませんでした。

しかし気づけば自分も波平さんと同じ年になってしまいました。
思えば、あれからずいぶん月日が立ちました。
波平さんと私の共通点といえば髪の毛が薄くなったことだけで、
なんの貫禄も財産もなく、孫も盆栽も囲碁もできません。
だんだん気力も記憶力も衰えてきて、ちょっと走っただけで息ゼイゼイ。
予備自衛官の体力検定も歳を重ねるごとに点数が下がっています。
目も見えなくなってきて、今年は射撃検定も不合格です。
そろそろ引退というほかないのでしょうか・・・。


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